●リハビリテーションとは


リハビリテーション=機能回復訓練(関節の曲げ伸ばしやマッサージ、歩行訓練など)
ととらえがちですが、本当はとても広い意味があります。
「リハビリテーション」(Rehabilitation)は、Re(再び)と
Habilis(適した、ふさわしい)という言葉から成り立っています。
単なる機能回復ではなく、「人間らしく生きる権利の回復」や「自分らしく生きること」が
重要で、そのために行われる全ての活動がリハビリテーションです。
今までの生活の中で「できなくなってしまったこと」や「こんなことがしたい」という
希望に対して、ご本人を支える人々やリハビリテーションによって、残された能力を最大限に
ひきだし、1人1人の人生に合った生活能力を獲得し、豊かな人生を送れるようにすることが
大切です。
 それに加えて、予防の観点から、日頃の生活に運動を取り入れることも、
重要なリハビリテーションのひとつです。


●理学療法

当理学療法部門は急性期・回復期・生活期で経験を積んだ理学療法士5名で(2014年5月現在)患者様の治療を行っております。
脳血管障害、運動器疾患の理学療法を中心に、多くの患者様が合併しております内部障害(呼吸器・循環器・代謝)の理学療法にも力を注いでおります。
また、当部門のスタッフ3名がCDEJ(日本糖尿病療養指導士)の認定を取得しており、糖尿病患者様に対しより専門的な視点で運動指導や療養指導を行っております。
今後は転倒・介護・生活習慣病等の予防分野にも積極的に参画し、住み慣れた場所や町で安心して生活できるよう、地域包括ケアシステムの構築に貢献していきたいと考えております。


●作業療法

作業療法は、生活の視点からリハビリテーションを考えます。
生活の構成要素は、日常生活活動や仕事や遊び、休息があります。
人の1日を思い浮かべて頂けると分かりやすいのですが、何もしていないという時間はありません。
日常生活活動は生きていくために重要ですが、それ以外の仕事や遊びなどは、生活の質を高めるために必要です。
入院すると、受身になるため、活動のバランスが崩れます。ここに、作業療法の支援が必要です。
当院の作業療法では、生活の中で 今その人が困っている事などを知り、その人が生活していくための目標を一緒に考え、活動を通したリハビリテーションを行ないます。
そして、その人が「身体」や「心」も、生き活きと暮らせるように支援します。