栄養科では、管理栄養士2名(常勤1名、非常勤1名)と給食委託会社スタッフ10名で患者様一人一人に合った食と栄養のサポートに努めています。
◯栄養科理念
- 美味しく衛生・安全なお食事の提供
- 根拠に基づいた栄養管理の実施
- 個々の生活状況に合わせた栄養食事相談
◯業務内容
◆お食事の提供
食事は治療の一環であるとともに、入院生活の楽しみでもあります。
患者様の嗜好や形態に気を配り、安全で美味しいお食事を提供できるようスタッフ一丸となって努力しています。
・配膳時間
朝食8:00 昼食12:00 夕食18:00
温かい料理は温かく、冷たいものは冷たく、
温冷配膳車でお届けします。
・衛生管理
「大量調理施設衛生管理マニュアル」を基本とし、厨房施設の整備と衛生的な管理、食品及び器具の衛生的な取り扱い、スタッフの健康管理と衛生教育に努めています。
・献立
季節感のある行事食を年12回程度実施しています。
食欲不振やアレルギー、好き嫌いなどにできる限り個別に対応します。
🌸 3月3日 ひな祭り
・嚥下調整食
『口から食べる』ことは幸せなことですが、嚥下機能が低下していると誤嚥のリスクが伴います。嚥下機能レベルに合わせた嚥下訓練食を提供しています。
「日本摂食嚥下リハビリテーション学会嚥下調整食分類2013学会基準」をもとに段階的な対応が可能です。※当院食種名と〔 〕内は学会基準コード
嚥下開始食〔0j〕
嚥下訓練食Ⅰ〔0j~1j程度〕
嚥下訓練食Ⅱ〔0j,0t~2‐1程度〕
ミキサー食 〔2‐1程度〕
その他一部ムース食も導入しました。
・経管栄養
腸を使う経腸栄養はとても生理的な栄養補給方法であると考えます。栄養量、濃度、粘度などの異なる濃厚流動食を各種取り揃え医師の指示のもと個々に合った選択をしています。
◆栄養管理
入院時にすべての患者様に対して栄養アセスメントを多職種共同で行い、栄養管理計画を作成します。栄養補給方法、栄養量、嚥下機能に合わせた食形態などを多職種が連携して検討し、栄養状態の維持・改善に取り組んでいます。重症例や栄養障害のある症例などはより専門性の高いNSTへ介入を依頼します。
◆栄養指導
医師の指示のもと、入院・外来の栄養指導を行っています。
患者様の疾患や生活スタイルに合わせ、適切な食事療法が実践・継続できるようサポートいたします。
月~金曜(祝祭日を除く) 9:00~12:00 13:00~16:00 ※予約制
診察の前後、血液検査の結果が出るまでの待ち時間に受けていただくことができます。