放射線科

◯理念

患者様にやさしく、質の高い画像診断を目指して、業務を遂行します。

◯基本方針

  • 関東病院の基本方針をもとに、患者様の満足と信頼が得られる放射線科を目指します。
  • 安心して検査を受けて頂けるよう、思いやりの心を持った接遇を行います。
  • チーム医療への貢献に努めます。
  • 日々研鑽し高い技術を身に付けます。

◯業務紹介

◇検査機器・装置

  • X線撮影装置(一般撮影室)・回診用X線装置(病棟ポータブル撮影)
  • CT撮影装置・透視検査装置・PACS

◇単純X線撮影

胸部・腹部・その他全身の骨などを撮影する単純X線撮影です。よくレントゲンといわれる撮影です。

病気やけがを診断するための第一段階として単純X線撮影を行います。迅速かつ簡便にできる検査ですが、画像診断の基本となる大切な検査です。

当院ではCR装置を用いることにより、放射線による被ばくの低減と目的や部位に応じた画像処理を行うため診断能の高い画像を提供することが出来ます。

◇病棟ポータブル撮影

入院患者様でX線撮影室まで移動することが困難な患者様を、回診用X線装置を用いて、病室のベット上でX線撮影をします。

胸部・腹部等の病変の検査の他に、経鼻栄養の管の交換後や、胃瘻の交換後、中心静脈カテーテル挿入後の確認でも撮影しています。

同室の患者様に対する被ばくについて・・・厚生労働省からの通知 医薬安発第69号において在宅医療におけるX線撮影の指針が出されました。この中でX線撮影する際に患者様のご家族や介護者は2m以上離れていることと明記されています。(X線は距離が離れれば減弱しますので2m離れていれば問題にならないといえます。)当院の病室では4人部屋でも隣の患者様とは2m以上離れているのでご安心してください。

ただし、少ないとはいえ被ばく線量がゼロではないので、退室できる患者様やお見舞いの方には撮影の間は退室をお願いしています。

◇CT撮影

CTとはComputed Tomography(コンピューター断層撮影法)の略であり、CT撮影はX線を使って身体の断面を撮影することです。検査部位は頭部から足の先まで全身が対象となります。

検査は寝台に横になった状態で、ドーナツ状の装置の中に入ります。検査内容や造影剤の使用の有無にもよりますが、入退室に5~20分程度(実際の撮影は1分程度)の検査です。撮影中は体を動かさず息を止めるなどの制約がありますが、僅かな時間ですのでご協力お願いします。

◇造影CT検査

造影剤を静脈注射より体内に注入して、血管や腫瘍などの病変部を詳細に描出することにより、正確な診断が可能になります。

なお、造影剤によりまれに気分が悪くなる、蕁麻疹(じんましん)が出るなどのアレルギーによる副作用を起こすことがあります。検査終了後これらの症状が出た場合は担当医に速やかに申し出てください。

当院では、東芝(現キャノンメディカル)社製Alexion 16列マルチスライスCTを導入し、「被ばくを抑えて高画質」、な画像を提供しています。

3D画像や任意断層像(MPR)の再構成画像によって詳細な病変の把握が可能です。

主な対象疾患

頭部:脳梗塞・脳出血・脳腫瘍・頭部外傷など
胸部:肺腫瘍・肺炎・肺気腫など
腹部:上腹部(肝・胆・膵・腎・脾)消化器(胃・腸管)泌尿器(尿管・膀胱)
腫瘍や炎症性病変、結石の有無など
骨 :骨折(3D画像表示)・骨腫瘍など
血管:頭部や胸部腹部などの血管の動脈瘤・動静脈奇形・狭窄・解離など(造影剤を使用しての3D画像表示)

◇透視撮影

人体には一般のX線撮影で写る部分と写らない部分があります。その写らない部分を造影剤等を体内に注入したり飲んで頂くことにより撮影していく検査です。

X線を使用して体内を透視し、その様子をTVモニターで観察しながら撮影していきます。健診などで行う胃のバリウム検査はご存知の方も多いと思います。

その他には、経鼻栄養の管や胃瘻の交換を透視下で行なっています。

◇VF(嚥下造影)検査

飲み込みの過程や状態を正確に評価するための検査です。

摂食・嚥下障害(食べ物がうまく飲み込めず、誤って気管に入ってしまうこと「誤嚥」ともいう)の疑われる患者様に、バリウムを混ぜた飲み物や食べ物をX線透視下で実際に食べて頂き、食べ物が口から胃へ運ばれていく一連の流れを動画で録画し嚥下運動や適切な食形態を評価・診断する検査です。

◇PACS

画像保存通信システム(Picture Archiving and Communication Systems)の略称で、各種検査機器から画像データを受信、データベースへ保存し、端末に表示するシステムのことです。

当院放射線科の検査機器と超音波、内視鏡の検査画像はすべてデジタル化され院内の各部署の端末で撮影直後から閲覧可能となっており、過去の画像との比較も容易に行えます。

PACSの導入により院内はフィルムレス化しました。他院に受診するなどで当院の画像情報が必要なときは放射線科でCD‐Rを作成しています。