2017年11/11(土)に第20回神奈川NSTフォーラム記念大会を聴講して参りました。
世界レベルで活躍されている東口先生の特別講演では、病院へ来る前の予防活動として我々医療人ではなく地域で暮らす高齢者の方々にサルコペニアを予防するために必要な「食力」が浸透するよう活動を日本全国で実施されていました。病院受診の前段階である地域で生活する高齢者へ病気の予防に力を入れており、楽しく長生きして過ごせるよう今後さらに増加する超高齢化社会へ向けての啓蒙活動を行っていることを知りました。病院内の事しか考えられていない自分の視点の狭さに改めて気付かされました。
今回、一般演題では当院の作業療法士 玉置紗也さんが「NST介入が意欲改善のきっかけになった例」を症例報告しました。初めての発表とは思えないほど落ち着いて堂々としたプレゼンテーションであり、聴講者からの質問に対しても的確に返答されておりました。見習うべき点も多くすごく刺激になったと感じています。また、NSTという切り口から発表されていた他の先生方の演題や質疑応答では栄養剤の使用のタイミングや方法、種類など着目すべき事についても具体的に知ることが出来、非常に勉強になったフォーラムでした。
文責 理学療法士 中山裕美